2002年の頃から素人ブリーダーが
「チワワとポメラニアンをかけてみましたぁ〜〜」
チワラニアン!
とか、えぇぇ!?と思うことが多々ありましたが
ここ数年で 純血種と純血種をかけた
ミックス犬 なるものがこんなに日本で流行ってしまっているとは知りませんでした。
馬鹿ばっか
あっ、つい 心のつぶやきが・・・
以前に純血種同士の交配にも問題が出てきているという
ドキュメンタリーをアップしましたが、単純に考えても犬は猫と違って、いちがいに「犬」と言っても、ものすごくたくさんの犬種がありますよね。チワワとドーベルマンでは、同じ犬というカテゴリーにくくってしまうのが正しくないくらい大きさも特徴も飼い方も全てが変わってきます。
今、登録されている犬たちもかなりの年月をかけて、どういった病気が出てしまうか、劣勢の交配になることはないか、と慎重に交配されてきた犬種がほとんどです。イギリスのようにブリーダーという専門家がいても上記のドキュメンタリーのような悲劇が生まれてきているのに、
売れるからという理由だけで、何の考えもなく色んな犬種をかけあわせることにより、どんな危険が待ち受けているのか、想像もつきません。
ミックス犬は自然に生まれてきた雑種犬とは全然違います。
ミックス犬は人間の元で、動物本来の本能を無視した環境で、無理やり不自然に配合されています。(性欲増進剤を使ったり、押さえつけての無理やりの繁殖も多いと聞きます。)
中には一生ケージから出たことがない、散歩もしたことがない、という繁殖犬の子もいます。
まれに優勢遺伝が出ることもあるかも知れませんが、無理な繁殖により母体に負担がかかり母犬が出産時に死亡してしまうことや、奇形が生まれることもこの陰には多々あるのではと想像されます。
参考HP1
参考HP2
参考HP3
参考HP4
繁殖犬最後の施設 映像Alive
犬の販売・繁殖施設栄三 Alive
数年前にアークエンジェルズが話題になりましたが
元々は繁殖業者崩壊、繁殖犬業者からブルセラ病という人畜共通感染症が発症して問題がどんどん大きくなりました。
詳細
前回の法改正で動物取扱業者が登録制になりましたが、登録制になっただけでは、悲劇が減少することはありません。
NYに動物取扱い業者もとても細かい規制があります。
つまり、その規制を守るとどうしても儲けがあまり出ない仕組みに法律がなっているので、金銭を目的とした繁殖や販売が減少していきます。
ドイツの規制をAliveさんがまとめてくれているのでご参照ください。
犬種団体と繁殖の規制ドイツ
犬の繁殖業者にかけられる規制
純血種と純血種をどんどん勝手にかけあわせて 「かわぃぃ〜〜」 なんて大流行になってるなんて これ、欧米諸国の人が見たら腰ぬかしますよ。
馬鹿ニッポン どころか
ドクターモローの島 ですよ
そのうち 犬とうさぎとかをかけかねない。。
チワウサギ!とか出てきそうです。。
テレビ局も流行を増長させるような報道は本当にやめてほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=S61V9oJ8rGw
http://www.youtube.com/watch?v=8ZU1CFE1Y-Q
http://www.youtube.com/watch?v=TwfL85RLUs8
すでに猟犬を作るために、複雑な交配をして、うまくいかないと山に捨てるということが頻繁に起きているようです。
ピット・ブルとクーン・ハウンドをかけたミックス犬やら次々、失敗策が山に捨てられ、小学校の飼育小屋のうさぎや鶏を襲う事件が実際に国内で発生し、捨てられていた中には奇形や恐ろしい容貌の犬もいたそうです。
チワウサギと殺人犬の国になりかねない。。
ドクターモローの島国 ニッポン
来年 動物愛護法の再改正がおこなわれると言われていますが、別に今改正してもいいと思うのですが・・
ドイツの規定が特別なわけでなく、アメリカも同様の規定がありますから、日本も同様の規定を設けるべきです。
前回の法改正の時に、動物取扱業者からのものすごい反対があり登録制に落ち着いたようですが、反対に考えると この法律や規定ができることにより金銭第一の業者は淘汰され、命を命と考えたブリーダーや業者が残ることになりますから動物取扱業の人も進んで取り入れるべきでは?
マシになっているかと思ったら、生き物をハローキティ感覚で扱うことは減少していないようで・・
なんだか 脱力・・・・
シクシク
後日 ニュースで
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100404/k10013627061000.html
4月4日 NHK
ペットとして飼われる犬の中に、繁殖の際に体格を無理に小さくしたため、健康に問題があるケースがみられるとして、犬の血統書を発行する団体「ジャパンケネルクラブ」は、ドッグショーに参加できる最低体重などの基準を設け、行き過ぎた犬の小型化に歯止めをかける取り組みを始めました。
これは犬の血統書を発行する国内最大の団体ジャパンケネルクラブが主催するショーの審査基準を改正したもので、2400匹余りが参加して3日と4日東京で開かれたドッグショーから適用しました。新しい基準では、体重500グラム未満のチワワはショーに参加できなくなるほか、ことし7月からは、背中までの高さが23センチ未満のトイプードルも基準外とします。最近は、小型の犬どうしを交配させて無理に体格を小さくしたため、中には骨の異常など健康に問題がある犬が生まれているということで、行き過ぎた小型化に歯止めをかける必要があるとして基準を見直したものです。ジャパンケネルクラブの永村武美理事長は、小型の犬すべてに問題があるわけではないとしたうえで、「新しい基準はドッグショーだけではなく、ふだんからブリーダーが目標とすべき指針になる。今後も犬の健康を守るために必要な対策をとっていきたい」と話しています。
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小型化だけじゃなく、乱繁殖も規制を!!